加齢で強くなるくせやうねりを活かすデジタルパーマ

こんにちは。東京・銀座にてヘアサロン「CHINATSU SAKAMOTO」を主宰しております、美容師の坂元千夏です。

ご来店下さるのは50~60代の大人世代のお客様で「くせやうねりが強くなった」「髪がまとまらない」「パサつきが気になる」など、エイジングによる髪質の変化にお悩みでいらっしゃいます。

又、サロンワークの他に「クロワッサン」「ku:nel クウネル」(マガジンハウス)、「Precious.jp」(小学館)、「素敵なあの人」(宝島社)など、大人世代のメディアの撮影や取材も多数担当させて頂いています。

年齢を重ねると共に変化していく髪質。

以前は無かったくせやうねり、パサつきに、髪がまとまらず朝のセットが大変に感じている方は多いのではないでしょうか。

自分のくせやうねりを活かせる髪型に出会えたら、年齢を重ねていく程に更に自分の髪質が好きになれるはず。

若かりし頃の髪質やヘアスタイルを再現するより、エイジングで変化した髪を上手に活用する方法を探す道の方が主体的でポジティブでは無いでしょうか。

今回は加齢によるくせやうねりを活かすデジタルパーマについてお伝えします。


BEFORE

SIDE & BACK

髪質の分析

乾燥によるパサつき、くせやうねり、湿気があると髪が広がる


加齢と共に以前は無かった髪の乾燥やパサつき、くせやうねりを感じるようになった野内洋子さん。年々ヘアスタイルがまとまり辛くなっているそうです。

サロン帰りは艶々に仕上がっていても、翌日自分でドライヤーで乾かしても上手く再現が出来ず、更に前髪の生え癖が強くパックリ分かれてしまうのが悩み種だそうです。

エイジング世代のヘアデザインの作り方

大人世代のお客様をデザインする上で大切なのは機能性デザイン性です。

この2つの要素が揃って、活き活きとしたヘアスタイルが生まれます。逆に、老けて見えるヘアスタイルはこの要素のどちらかが欠けている可能性があります。

機能性 髪悩みの解消 / 髪の扱いや再現性 / 持ち

デザイン性 似合わせ / 骨格補正 / 女性像やファッション


カット

写真左から、年齢と共に下がりがちなフェイスラインを補正する為のグラーデーションカット。中央は前髪の生え癖を抑える為に奥行を深くとった前髪。右はくせの動きを活用しながら、広がりを最小限にするひし形のフォルム。

以上のように、髪質や骨格に合わせて機能性デザイン性を緻密に計算しながらヘアスタイルを設計していきます。


デジタルパーマ

始めに、デジタルパーマは毛先に艶とまとまりのあるカールをつけるヘアスタイルを得意とするパーマのツールです。主にくせやうねりのある毛質に向いています。

逆にウェーブスタイルのような根元から動きのあるヘアスタイルには不向きで、その場合はコールドパーマやエアウェーブなど他のパーマのツールが適しています。

▲ 薬液(1剤)塗布後

通常デジタルパーマはカールをつける部分にのみ薬液を塗布しますが、くせ毛の場合、髪全体に塗布する事で髪のコルテックスやキューティクルを整えながらカールを作る手法を用います。

▲ ワインディング後

薬液を流した後は、専用のロッドを使ってワインディング。デジタルパーマの機械を用いてチューブとロッドを繋ぎ、加温を行います。

この加温の過程で髪が艶とまとまりのあるカールの形状に変化していきます。

▲ デジタルパーマ加温中の様子

AFTER

SIDE & BACK

艶とまとまり、そして顔周りで軽やかに重なるくせ毛を活かしたカールの動きが、フラストレーションを感じていたエイジングによるくせやうねりを解消。

更に年齢と共に印象が弱くなりがちな顔のパーツを最大限に演出しながら、ヘアスタイルのトップのボリュームや後頭部の丸みがふっくらと立体的になり、年相応の美しさを引き出します。

▲ 濡れた状態

▲ 乾いた状態

ドライヤーで乾かすだけで、ビフォーの状態で気になっていた髪表面パサついた印象は収まり、艶とまとまりのある仕上がりに。

髪のコルテックスやキューティクルの配列が自然に整うのがデジタルパーマの利点です。

スタイリングはヘアクリームを手ぐしで全体的に馴染ませ、1日美しい状態でヘアスタイルをキープしましょう。

ヘアデザインは長さを切るだけのメンテナンスに留まらず、心が軽やかに、ポジティブなれる可能性のあるものだと感じています。

もし加齢に追われる不安を感じる事があるのなら、エイジングによって変化した髪質を活かしたヘアスタイルに出会えたら、年齢を重ねる事が楽しみに変わるのではないのでしょうか。

私達美容師の技術と感性が皆さんの力になれたら嬉しいです。

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PROFILE

坂元千夏

2010年、東京・表参道のヘアサロンにて美容師のキャリアをスタート。現在はサロンワークの拠点を銀座に移し、ヘアサロン「CHINATSU SAKAMOTO」をオープン。撮影や取材など幅広く活躍中。

中でも「クロワッサン」「クウネル」(マガジンハウス)、「Precious.jp」(小学館)、「素敵なあの人」(宝島社)など、大人世代のメディアから数多くのオファーを受ける。

エイジングを活かしたパーマデザインや白髪をファッショナブルに昇華させるカラーテクニックでミドル&シニア世代の美をサポート。

世界を旅して得た美的感覚と日本人の職人精神でデザインするオーダーメイドのヘアスタイルが支持を受ける。

Website https://www.chinatsusakamoto.com/

Instagram @chinatsu.hairdresser

Hair salon CHINATSU SAKAMOTO

〒104-0061 東京都中央区銀座5-12-6 CURAGINZA7F meby RoomB

「東銀座駅」A1出口より徒歩1分 / 「銀座駅」A1・A2出口方面、地下通路にて東銀座駅直結

月/火/水 定休日 木/金/土/日 10:00-19:00

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